ただいま子育て真っ最中の私。
子育てものの漫画を読んで、そんなわけあるかいとか思ってしまうこともしばしば。
でも今回おススメする漫画「の、ような。」は、なぜだかストンと腑に落ちるといいますか、すんなり心に沁みるんです。
そしてなんだかほっこりと温かい気持ちになれちゃう、そんな漫画です。
ストーリーをご紹介しますと、
作家で独身の希夏帆の家に、恋人の愁人が2人の少年を連れてやってくる。中学生の冬真と5歳の春陽は両親を亡くし行く当てがないところを、親戚の愁人が引き取ってきたのだ。事情が事情だけに断れない希夏帆は、彼らを受け入れ、4人での生活がスタートする。手探りながらも日々を過ごすうち、次第に絆を育んでいくが…。
というストーリー。
結婚どころか婚約もしていない(希夏帆がプロポーズを断っている)恋人の家に、いきなり子連れでやってくるのもびっくりですが、引き受けちゃう希夏帆の面倒見の良さをわかってのことなんだろうなと、希夏帆と愁人の信頼関係をうかがわせますね。
正直、私なら無理!って思ってしまうので希夏帆の懐の深さに脱帽です。
この希夏帆のキャラがすごく良くて、なんというかフラットで飾らない感じなんですよ。
やや偏屈で締め切り前は言動が荒れ気味なんですけど、子供相手でもちゃんと謝れるところに好印象。
意外とおせっかいで違うと思ったことは口に出してしまって、相手を怒らせることも。
でも人を気遣えるし、希夏帆の言うことにハッとすることもしばしば。
子育てをしている身として子どもへの希夏帆の接し方は参考にしたいです。
下の子の春陽がまた可愛いんですよね。
天真爛漫で似合うからと女の子ものの服を着るのに抵抗なかったり、素直でいい子。
上の子の冬真は生真面目で大人しい感じで、中学生なぶん色々遠慮しているようで。
反抗したり甘えたり、希夏帆と愁人に気を許せるようになっていくのか気になります。
疑似家族ながら互いを思いやれる4人に、温かい気持ちをもらえる漫画です。